グリム童話の魅力を改めて感じながら、中でも感動した「ロバのおうじ」から、私なりの解釈で今読んでもらいたい「ヴァイゼとシュメタリン」という物語を創作しました。部分を形づくるのではなく、グリム童話の成り立ちを踏まえ、オリジナルにリスペクトし、全体の部分を描くことに重きをおきました。主人公、ロバの王子「ヴァイゼ」は、「シュメタリン」というかけがえのない存在と出会うことで人生を開花させていきます。隣り合わせる主人公の表情で心の変化を表現しています。右側、自分の生き方に答えを出し、自信に満ち溢れた姿を描きました。頭には選ばれし者の王冠、胸には古代楽器リュート奏者である勲章のバッチを、手には幸せの四つ葉のクローバーを。商品展開は、物語の展開を大きく左右させた"旅"に着目し、テーマを「旅とアウトドア」に設定。幅広い年代の方に親しんでいただけるように大人向け、こども向けとテイストを変えて物語が届くようにデザインしました。
課題概要 | クライアント:ブレーメン・コレクション 依頼内容 :童話の世界から飛び出した動物をまだ世に出 ていないNEWキャラクターとして制作する 他、その後の商品展開も提案してほしい。 |
---|---|
制作時の必要事項 |
|
制作環境 |
|
制作意図 | グリム童話らしいヒューマニズムに富んだキャラクターづくりを目指した。人間は人間らしく、固有の存在を慈しみ豊かに生きることができる。それを知らせてくれる、大人も子どもも一緒になっていつのまにか学べる物語を。 |
制作過程 |
|
商品企画 | オリジナルLOGO :主人公ヴァイゼの衣装と、自由な生き方 を曲線で表現。グッズのタグにも配置 オリジナルGOODS :「旅とアウトドア」をキーワードに。 |