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3ヶ月でつくったものつめあわせ

 

がんばらずに「いられる場」

豊田市子ども学習支援事業チラシ

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1.親と子で目的が異なる

豊田市子ども学習支援事業チラシ

親と子の異なるデザインにし、目的も異なるため設計から悩んだ。

2.ターゲットをキャラ化

豊田市子ども学習支援事業チラシ

不登校原因をキャラ化し、ストーリーを語らせ自分ごと化できないかと考えた。

3.異なる目的をメインで訴求

豊田市子ども学習支援事業チラシ

参加したいと感じさせるために、ターゲットに応じ学習を前面に出すか出さないかデザインをかえた。

4.子ども向けデザイン

豊田市子ども学習支援事業チラシ

最終デザインは、会話形式で共感してもらえるようなものになった。

5.保護者向けデザイン

豊田市子ども学習支援事業チラシ

アイコンをつかい、指差しながら説明補助ツールとしての役割をもたせた。

作品タイトル がんばらずに「いられる場」
課題内容 豊田市が行う学習支援事業(生活困窮や片親、また不登校などの理由で学業に不安のある児童に対しての学習を中心とした支援)の内容を理解しやすくし、利用者を増やすこと
作品サイズ A4カラーちらし片面
コンセプト 事業内容を整理することで利用者が理解しやすく、また説明する職員の方が使いやすい「ツール」としての役割をコンセプトに据えた。
また「学習」メインでなく、子どもたちがなんとなくでも過ごせる場所が必要なのではという考えから、コピーに使用した。
イラストやアイコンを使用し、たのしい場所であることを想起させるよう努めた。
制作時間 20時間
感想 わたし自身、子どもの頃に勉強がきらいだった。塾に行くのも、宿題をするのもダメだった。
自分のような子どもに、どうやったら「学習」と銘打った場所に通わせられるか…。
難題だった。
とにかく、たのしそうじゃないのはダメだと思ったので、イラストを使うことはすんなり決まった。
イラストも、ちょっとツッこめる小ネタみたいなもの(タコの手が8本、足もあるから10本になってる)も忍ばせ、相談員の人とコミュニケーションをとる中で「あれ、たのしそうじゃん」と思ってもらえないかと考えた。チラシだけでは行動は促せないと考え、まずは相談員(おとな)を信頼できること。コミュニケーションをもてることが第一ではないかと考えたのだ。
保護者向けも、チラシをコミュニケーションを促すツールとして使ってもらうことで、すこしでも話を聞いてもらえるような機会創出を目的とした。
わたしが一番がんばった上記のことではなく、「がんばらずに“いられる場”」がよい評価をいただけたようで採用していただくことができた。
子どもたちは、子どもたちなりに毎日スーパーがんばっている。だから、どこかひとつでもがんばらないでぼーっといられる場がどこかにありますように、と考えたコピーだったのでうれしかった。 ありがとうございました。

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